スペルミスは気にしない!海外小学校の「書く」教育方法から真似るべき大切なコト

息子達がカナダの現地小学校に短期間通っていた時の話です。

金曜日のお楽しみ

長男(当時GRADE4に所属)のクラスでは、金曜日の授業で1週間の学校での出来事を書き記す時間が設けられていました。

Friday Journal」という専用のノートが配られ、そこに1週間の学校での内容や感想を思い思いに書き記していきます。

ノートはB5より少し小さいサイズのノートです。

書き出す前には、先生とクラスメイトでどんな授業をしたのか意見を出し合い、念のため1週間の出来事の確認はしてくれるようです。

例えば、

「算数の授業では小数を学んだ」
「体育ではトラックを走った」
「政府について学んだ」
「遠足で美術館に行った」

など。

さらに、

キーワードとなる単語は、

「govement」「Art Gallery」

などと文字にして共有してくれるそうです。

息子は、書くことにあまり慣れていませんでしたし、単語のスペルもあやふやです。

そのため自力で文章を書くことができるのか?と不安に思いましたが、初めての「Friday Jounal」を見たときには感動しました!

英文でノート片面びっしり!

行で言えば12行!
(1行あけて記入していたためノートにびっしりなんです)

文の数で言えば、8文!

こんな立派な文が登校4日目で書けるようになっていたのか?

と驚きましたが、

どうやら息子はESLのクラスにも所属していたので補助の先生が書きたいこと、スペルなどを導いてくれたそうです。

補助の先生のおかげでスペルがほぼわからない息子でも、しっかりと文を書くことができました。

親も1週間の学校での出来事を確認することができ、1週間の楽しみとなりました。

子供だけでなく親も学べる?!

しかし、週を重ねるごとに息子も一人で書けるようになってきたようで、登校1ヶ月目の「Friday Jounal」はこんな感じです↓

毎回、「Dear, Mom and Dad」 で始まり、

最後は「Love, 自分の名前」で締め、まるで手紙のような文章です。

この手紙のような文には理由があります。

なんと、毎週金曜日に持ち帰る「Friday Jounal」に対して、保護者は返事を書かねばならない!

つまり、親子の交換日記のようなものだったのです!

正直、これがきつかった!!!

我が家は、息子が書いてくれたJournalの裏ページに、「Dear, 息子の名前」で始まり、最後は「Love, from Mom and Dad 」で締める返信を1ページ書いていました。

なんとか、息子と同じ量の文章は書かねばと、単語を確認しつつ必死で書いていました(笑)

現地ママ情報より

息子は短期留学のため「書く」文やスペルに関して、少し補助してもらっていましたが、

現地の子供達はもちろん補助はありません。

現地のママ情報によると、この「Friday Jounal」は、

スペルミスは全く問題ないとのことです。

単語も、時制も、もちろん間違ってOK!

むしろ、間違いの訂正をしないよう言われるそうです。

この交換日記のような課題は、

正しい文字、正しい文章を書くことよりも、

思ったこと・感じたことをどんどん書き記していくことの方に重点が置かれているようです。

日本語でも、文を書くことは大人でも子供でも苦手な人はたくさんいますよね。

この苦手感をもたないように、

スペルミスはOK!

親も訂正なしでOK!

なのだと思います。

間違いを恐れない教育!

自分の意見をストレートに表現する教育!

日本も見習うべきではないでしょうか??

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