海外小学校での遠足、日本との違いは??

4月も末になり、学校でも遠足や校外学習のシーズンが始まりますね。

カナダで生活していた時の遠足は日本の遠足とはすこーし違う点があったのでご紹介します。

学年単位ではない

遠足といえば、1年生は○日に、2年生は○日に。
と、学年単位で行き先や日程が決められますよね。

しかし、息子が通っていた現地校では年間行事予定に遠足というカリキュラムが組まれているわけではなく、クラス単位で先生が遠足に行くか行かないかを決定していました。

つまり、遠足があるかないかは担任の先生次第で決まるんです。

そのため、同じ学年でも○組は遠足にいくが、□組は遠足がない。ということも起こりえます。

極端な話、○○君は毎年年1回は遠足で学校の外にでかけるのに、□□君は担任の先生のあたり具合で一度も遠足に行ったことがないまま何年間も過ごすということもあるそうです。

遠足といものが必ずや年1回存在するとは限らないのは理解できたとしても、同じ学年で遠足があるクラスとないクラスが存在するのは日本の教育では考えられませんよね。

費用もクラス単位で徴収

遠足は学年単位ではなくクラス単位で行われるので、遠足に関する費用はクラス単位で徴収されます。

行き先は公園であったり、美術館であったり、学年によっても様々なようですが、公共の乗り物を利用することが多いので費用はそんなに高くはありません。

遠足は、「field trip」と呼ばれているので、クラスで「field trip」のお知らせをもらったらその参加の返事と共に遠足の費用を提出することになります。

もし、何かの理由で参加できないときは、学校に残って別クラスで授業を受けて待つということも可能のようです。

ちなみに、息子の遠足の時に集合の時間に遅刻してしまった生徒は遠足に行くことができず、他のクラスで待機となっていました。

保護者ボランティアが付き添う

日本での遠足は先生が連れて行きますよね。

しかし、カナダの学校では遠足に付き添ってくれるボランティアの保護者を2~3名募ります。

遠足の詳細のプリントに付き添いできるかできないかの欄があり、提出します。

幼稚園では遠足の付き添いなんかはありましたが、小学校でもあるんですね。

実際の遠足の様子

というわけで。

私もせっかくの機会なので遠足の付き添いボランティアとして参加してみました!

息子の遠足先は「Art Museum」。

子供達は入館料と交通費を支払っているのですが、保護者の負担はありません。

タダで美術館に行け、子供の様子も見られるならこれは行ってみたいと付き添いをすることに♪

しかし、

わたくし、英語はほとんどできません・・・。

念のため、担任の先生にも英語がうまくできないがそれでもいいか?と聞いてみると、「OK」とのことだったので、無謀にも付き添いボランティアに挑戦!!

役割

  • 遠足の時の役割としては、学校からバス停までの道路を子供達が歩く時に安全を確認して列の後ろから見守る。
  • バスの中でも子供達の様子を見守る。バスに乗り忘れる子がないように見守る。
  • 美術館ではクラスを3つにわけて回ることになったので、保護者ボランティアも別れてグループを見守る。

以上が保護者ボランティアの役割でした。

幸い大きなトラブルもなく、本当に見守っているだけでよかったので、内心ものすごく安心しました。

私以外にボランティアに来ていた方はクラスメイトのお父さんでたくさん話すことはありませんでしたが少し顔見知りになれ遠足後も送迎時に挨拶するようになり保護者の関係も広がりました。

Art Museumでの様子はこのような感じ。

床に座って絵を模写するんです。

後は学芸員さんにアーティストの話を聞く。

みんなの絵はこんな感じ。

アートですね。

遠足といいつつ、アートの郊外学習のようなものでした。

遠足の前には授業でアーティストの生い立ちなどを学んでいたんです。
遠足後にはアーティストについてのまとめを各々で作り、授業とfieid tripでアートを深く学ぶスタイルはすばらしいですね☆

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