小学校、英語専科教員1000人増で足りるの?

政府が来年度である平成18年度の「公立小学校で英語を専門に教える担当教員(専科教員)を1000人増やす」との発表がありましたね。

2020年に英語が小学校で「教科化」されるのに先立って、

2018年からの外国語活動で「聞く・話す」を強化していくために、

質の高い授業を行い、

2020年には円滑に教科化導入を行えるための増員。

小学生をもつ母として、素朴な疑問が。

1000人増で足りるの??

現在日本の公立小学校はおよそ2万校あります。

2万校に対して、1000人増。

おおまかに考えると20校に対して1人増やすということですよね。

今現在小学校に英語専科教員が何名おられるのか保護者の私は知りませんが、

20校に対して1人増やすことで、外国語活動の「聞く・話す」は強化されるのでしょうか。

息子たちの小学校は生徒数が多く、全校生徒が1000人を超えています。

外国語活動を行う小3~小6の生徒は約800人。

その学校に20校に1人の割合で専科教員が増える。

外国語活動がどのように変わるのでしょうか。

もちろん、専科教員が担任や担当教員に指導をされ、

その内容を担任や担当教員から子供達に指導される機会の方が多いはずなので、

直接的に専科教員と子供達が関わる機会は少なくても問題ないのかもしれません。

でも、1000人増って少なくないですか?

文科省は2020年までの3年間で4000人の専科教員を配置する予定だそうです。

4000人ということは、

2万校の公立小学校なら5校に1人配置してもらえるということですよね。

現在の小学校を見ていると、担任の先生方はいろんな問題を抱えつつ目一杯時間を使って教育されているように思います。

その先生にさらに英語をというのは酷ではないでしょうか。

息子の話を聞いていると、クラスでも英語を習い事で習っている子供達の数はかなりいるようです。

小さい頃から英語に慣れ親しんでいる子供の率が高まる中、

そんな生徒達に対して、英語をメインにしてこなかった教師が英語を教育する。

結局使えない英語を教えることにならないことを願います。

できれば、専科教員をもっと増やして身になる英語を教育して欲しいものです。

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