英語の絵本をYouTubeで読み聞かせの後はオーバーラッピング!

英語の発音に自信がない私は、

息子の英語の絵本の読み聞かせはYouTubeの読み聞かせにお願いしています。

下手な発音・リズムを聞くよりは、正しい音を聞いてほしいという願いから、

読む絵本の投稿がある限りYouTubeを利用しています。

YouTubeでの読み聞かせのあとには

YouTubeで読み聞かせをしてもらった後、

私は息子にオーバーラッピングをしてもらいます。

簡単に言えば、

「YouTubeと一緒に自分で声にだして読んでみてー」

と言って、

音読をしてもらうようにしています。

オーバーラッピングとは

オーバーラッピングとは、

本を見て英文を追いながら、

聞こえてくる英文と同時に声に出して読む練習」のことです。

例えば、

息子の大好きなCurious Georgeの絵本の場合、

「This is George.  He lived in Africa.

He was a good little monkey and always very curious.」

と書いてあれば、

まず音を流しながら(我が家の場合はYouTube)、

子供も絵本の文字を見て同時に音読するんです

Georgeのシリーズは音源付の絵本も売っています。

シャドーイングとの違い

英語のトレーニングでよく耳にするのがシャドーイングですね。

シャドーイングとオーバーラッピングは、

口に出して英文を話すことは共通ですが、

大きく違う点があります。

それは、

文字を見ながら話すか、見ないで話すか。

シャドーイングの方法で文字を見ずに、

聞こえてくる音だけをたよりに口に出すのは、

英語初心者の息子には難しいため、

我が家では絵本を見ながら、音とともに読むオーバーラッピングを練習しています。

シャドーイングよりも負荷が少なく取り組みやすいので、子供にはオススメです。

ちなみに、シャドーイングは、

本などの英文を見ずに、聞こえてくる英文をききつつ一歩遅れて声に出します。

例えば、

「This is George. He lived in Africa.」と聞こえると、

  「This is George. He lived in Africa.」と、

少し遅れて口に出します。

オーバーラッピングは聞こえる音に自分の音を重ねてOKです。

絵本でオーバーラッピングをする注意点

聞く音を大きめにする

オーバーラッピングでは聞こえてくる音を聞き取りながら読むため、

聴く力が鍛えられます

しかし、同時に自分でも音を出しているため、

流しかけている音(我が家はYouTube)の方が聞こえづらいこともありました。

ですので、

聴く力も鍛えるために、

オーバーラッピング中は少しボリュームを大きめにして、

正しい音をしっかり聞こえる状況にするとよいと思います。

スピードの早すぎないものを聞く

子供は聞こえてくる音と同時に発語しなければいけません。

なので、流す音はあまり早すぎるものはオススメできません。

我が家は今YouTubeで読み聞かせをしていますが、

以前にも紹介した、

Read To Me Dad

の投稿をよく利用しています。

この投稿はスピードがゆっくりなので、子供も同時に読むことができます。

他に、もし音源のスピードをかえることができるものをご利用の場合は、

0.7倍速など少しスピードを落として読み進めることをオススメします。

長い物語は途中で切る

絵本の物語の長さにもよりますが、

YouTubeで読み聞かせのある絵本は少し長い時間のものもあります。

次男がよく利用した「Curious George」のおきにいりの投稿は、

8分40秒のものでした。

小学低学年の次男は、

9分近くの時間連続でオーバーラッピングすることは無理でした。

途中で息切れする。

追いつけなくなる。

何を読んでいるのかわからなくなる。

・・・など。

ですので、オーバーラッピングの練習をするときは、

まずは、この辺まで読んでみようねー。

ページ数や時間をくぎってみて

(例えば、「3ページ」「1分」「ここの話のくぎりまで」など)

子供が「できた」と思える量を指定してあげるといいと思います。

オーバーラッピングの効果

オーバーラッピングで聞こえてくる音を真似して発音しつづけることで、

  • 発音
  • 音のつながりかた(リエゾン)
  • 抑揚やリズム感
  • 表現力
  • スピード力

に効果がありました。

英文そのままを真似することで、

発音はもちろんのこと、

単語のつながりや(pick upをピックアップと読まず、ピカップと読むなど)

アクセントを含め、文のリズムや流れをそのまま吸収したようです。

面白いことに、

読み聞かせの方が強調する箇所や驚いた様子などの表現も、

そのまま真似をしていたので、

物語が想像できるような魅力的な話し方になっていました。

スピーキングのスピード力も驚きです。

聞こえてくるスピードと同じ速さで話すわけですから、

子供一人で読むスピードよりもずっと早いスピード。

そのスピードで口を動かし英文を読む姿は耳をうたがうほどでした。

息子の場合、

「Curious George」全54ページ(絵も半分ほど含みますが)を、

始めは一気に最後まで読むことは全くできませんでしたが、

数ページずつオーバーラッピングを増やしつづけていくと、

最後までとまることなく読み続けることができました。

たくさんの本をよまなくても、1冊の本にじっくり取り組むことも上達への一歩です。

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