長男の、ほろ苦い海外エピソード。
それは、自分の伝える英語が全然伝わらなかったコト。
夏休みに参加した「サマーキャンプ」での出来事でした。
何度も言ったのに・・・
サマーキャンプのお迎えに行った私にすぐ、
「お母さん。グミは伝わらない英語なんだよ。」
と言いました。
「どうして?」
とその話の経由を聞くと、
どうやらサマーキャンプのプログラムの中で、「子供の好きなお菓子ランキングを言い合う」というものがあったそうです。
子供達は順に、ガム、キャンディ、ポテトチップス、チョコレート、などのお菓子を言っていったそうです。
息子の順番になったので、彼は自分が大好きなお菓子でもある、
「グミ!」
と言いました。
すると、プログラムを取り仕切るキャンプリーダーのお兄さんが、
「ん???」
と。
息子は、
「グミ」
と何度か言っても、通じなかったようです。
グミはたくさんスーパーにも売っていて、むしろ日本より種類も豊富なので、グミを知らないわけがないと息子も感じたそうです。
「あ、通じないんだなー。」と思った息子は、
リーダーが、
「ガムかな???」
と気を利かせて聞いてくれた時、
「う、うん。ガム」
と答えてプログラムを終えたそうです。
グミの発音
グミは英語で「GUMMY」と書きます。
発音は「ガミィ」とよみます。
太陽の「SUN」の「U」のところを、スンとよまず、「サン」とよむのと同じ「U」のよみ方です。
綴りだけをみると、「ガミィ」と発音して当然のように思いますよね。
なのに、日本では、「グミ」というのがあたりまえになっています。
商品パッケージのどれをみても、「グミ」とカタカナ表記されています。
ちなみに、海外のグミパッケージはこんな感じです
↓
カナダはフランス語と英語が併記されているので、
上が英語、下がフランス語で書かれています。
Rainbow Sour Gummies が英語(Gummyが複数形で表記)で、
gommeux surs arc-en-ciel がフランス語です。
余談ですが、このグミはめちゃくちゃおいしい!!
想像どおり、まわりについている白い粉がすっぱいパウダーなんですが、そのすっぱさを通り越したあとのグミの甘さが最高です☆
次男は、現地校のESLのクラスで、課題ができたら先生がこのグミをくれたとも言っていました。
授業中にグミ???とびっくりしましたが、アリなんですね。
グミの発祥
グミはもともとドイツが発祥だそうです。
Gummiと書き、
ゴムが由来です。
おそらく、
アメリカでもこのGummiの存在から、Gummyという言葉ができたのでしょう。
英語でもGummyはゴムのこともあらわします。
日本で初めに「グミ」を知った人は、ドイツ語の「Gummi」をみて「グミ」と名づけたのかもしれません。
もしかすると、
グミを日本で浸透させようとした時、「ガミィ」よりは「グミ」のほうが浸透しやすいと読み方を「グミ」にしたのかもしれません。
いずれにしよ、
海外で「グミ」と言っても伝わらないこともあることがわかりました。
(息子の発音が下手だった可能性もあるので)
その後息子は、友達との会話では、「グミ」でなく「ガミィ」と発音するようになりました。
子供って、文章でなく単語だけで会話になるようです。
ご存知のように海外のグミには、気持ち悪い形や奇抜な色がたくさんあります。
蜘蛛やイモムシの形のグミを見て、
「Oh! Gummy Spider!」
「Gummy Worm!」
と言って笑ったり、
「So many gummy!」
と言って笑っているだけで会話になると言っていました。
「グミ」と言って通じなかった単語が、「ガミィ」に変えてからドンドン伝わるようになり、息子も大きな経験ができました。
通じないカタカナ英語というものはたくさんありますが、グミも間違いなく仲間入り決定ですね。