プリントはサイトワードだった!現地小学校ESLでサイトワードを学ぶ。

ESLの時間に与えたれたプリント

息子がカナダ現地小学校に通っていた際、ESLのクラスでは何パターンかのプリントをさせられていたようです。

そのなかでほとんど英語ができない次男が与えられていたプリントの1種はこのようなもの

aではじまり、

away.and.blue.can・・・など基本となる単語が続きます

1ページで、その単語1つの書き方や使い方を練習し、

自分で文をつくれるようにするようです。

1ページごとに単語にまつわるイラストもついているので絵からも単語を理解するようです。

次男は文章をつくる項目で、BOOKが何故か全部大文字になっていますね・・・(笑)

ページ下にある単語を切り取って貼り付ける項目もありますが(画像真ん中)、
その作業はせずに鉛筆で記入するように言われていたそうです。

これはサイトワード(Sight Word)だ

しばらくこのプリントの内容を深く理解せず、

「あーこんなことやってるんだ」としかおもっていなかったのですが、

ある時、これはサイトワードというものだ!

と気がつきました。

理解している単語数が少なく絵本がうまく読めない次男に、

何が必要か調べている時に知ったのが、

サイトワードという基本単語を覚える方法でした。

サイトワードとは

Sight視覚

Word =単語

のことで、

つまり、

「目にとまった時にはすぐに意味が理解できておくべき重要な単語」

「英語では頻出される重要な単語」だということです。

次男はこのサイトワードがあやふやなため、絵本を読んだ時につまづくのでしょう。

サイトワードの種類

調べてみると、サイトワードには大きく2つの種類があるそうです。

  • Dolch Word List
  • Fly Word List

<共通点>

  • Dolch博士とFly博士という博士がつくったワードリスト
  • 初期に学ぶ頻出単語はほぼ共通

<相違点>

Dolch式は

  • Grade3(幼稚園~小学校低学年)程度までの単語リスト
  • 全220単語(名詞除く)+頻出名詞95単語

Fly式は

  • Grade5(幼稚園~小学校高学年)程度までの単語リスト
  • 全1000単語(名詞含む)。100単語づつにわけられて10段階あり。

圧倒的にFly式の方が単語量が多いですね。

<単語リスト>

各々の単語リストが載っているサイトを紹介します。

学校ではDolch式

現地小学校のESLクラスではDolce式のリストを順に覚えさせていました。

もちろん、Fly式の単語をすべて習得するとかなりの力がつきますが、

小学校で、ESLクラスから卒業して通常クラスに合流するには、

Dolch式のサイトワードで十分だということでしょうね。

海外で英語を学ぶ子供は、

その後の単語は通常の授業や日常生活からどんどん増えるはずです。

日本で英語を学ぶ子供は、

その後Fly式のサイトワードを覚えることも可能ですし、

多読で語彙をどんどん増やすこともできます。

日本では意識して学び続ける必要がありますが、

サイトワードは海外でも小学生が学ぶ手法だということがわかりました。

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