斎藤孝先生の、「子供の語彙力を伸ばすのは、親の務めです。」を読みました。
語彙力!!!
最近、語彙力関連の本がたくさん目につきますね。
大人の語彙力が使える順できちんと身につく本 ひと言で知性があふれ出す [ 吉田裕子 ]
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大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる [ 齋藤 孝 ]
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我が家では、中学受験前の息子にとって語彙力UPは必須!!
こんなの↑使って語彙力強化しています。
長男は中学受験必須難語2000を毎日10個!
次男は語彙力アップ1300を毎日1ページ!
が目標!(できてないこと、日々あります・・)
それでも、やっぱり語彙力は足りていません。
この間も、長男が中学受験に何度か使われた瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」を読んでいた時に、
「たやすいって何?」
と聞いてました。
「たやすい」も知らないのか・・・とガックシきましたが、これは家の中での会話にこの言葉がでていなかったから。つまり親である私たちが「たやすい」という言葉を使っていなかった可能性もある・・と反省しました。
一度も使ったことがないという断定はできませんが(きっと使ってるでしょ~というのが本音)、子供の意識が向いていない時に使っていたなど子供の耳に届けられなかった事は確かです。
「子供の語彙力を伸ばすのは、親の務めです。」
はい、まさにその通り。
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すでに実行していた3つの親の務め
本の中には親の務めとしてできる数々の方法が綴られています。
意外と簡単にできることが多く、我が家でも実践していたこともありました。
- 歴史はマンガで学ぶ
- 読書の習慣をつける
- 子供新聞を読む
この3つは、我が家は実践していることでした。
この「歴史マンガ」「読書」「子供新聞」は語彙だけでなく本人が学んでいるつもりがなく自然に幅広い知識を吸収するツールとなっていることは確かです。
しかも、この3つのツールにかけた費用は月500円のみ!
歴史マンガはおさがり、読書は図書館の利用で無料。子供新聞は読売KODOMO新聞を購読しているので月500円!
語彙力アップと言えば、本をたくさん買ったりしなければ身につかないと思われがちですが、お金をたくさんかけなくても語彙力を伸ばすことはできるんですね。
実行を決めた3つの親の務め
先ほども書きましたが、本の中には親の務めとしてできる数々の方法が綴られています。
しかも、ほとんどがお金をかけずできる方法なんです。親のちょっとした意識の持ち方をかえるだけで、子供の語彙力って伸びるんだなと実感。
早速我が家でも取り入れてみたことを3つ紹介します。
- NGワードをつくる
- すごい理由を3つ言う
- 読書後のアウトプットをセットに
NGワードをつくる
最近よく耳にする「やばい」「かわいい」「うざい」などの言葉。大人も子供もきちんと説明することを省略して口癖のように使っています。
この口癖になっている言葉を見つけて、それをNGワードに決めて使わないようにしよう。
つまりは、NGワードを別の言葉に言い換えようということです。
我が家では、私も子供もついつい「すごい」という言葉をつかって物事を説明してしまっているような気がしたので「すごい」をNGワードにしてみました。
結構言ってしまってるんですよね、「すごい」というワード。
「今日○○だったよ」「へー、すごいねー。」
「○○がすごかった!!」など。
TVでやっていた「カタカナを言うとNG!」のようなゲーム感覚になり「あー、言ったよー。」と家族内でも笑いがおこり結構おもしろいんです!
すごい理由を3つ言う
なるべく「すごい」という言葉を使わずに過ごしていても、どうしても癖で言ってしまったりうまく言い換えれないことがあります。
もし、我が家のNGワードである「すごい」を言ってしまったときは、その「すごい」理由を3つ言えばいいと斎藤先生は言っています。
何がすごかったのか。なぜすごいと思ったのか。何と比べてすごかったのか。
この言い換えする力、説明する力が言葉の力を大きく伸ばすことになるんだなと感じます。
また、子供同士ではお互いに聞き慣れない言葉がでてくる可能性は低いので、語彙力の多い大人と言葉を交わすことが大切だそう。
自分の語彙力に自身はありませんが、息子の知らなかった「たやすい」の意味は知っていたということはやはり親の方が語彙力が豊富だということですね。
読書後のアウトプットをセットに
本を読んだあとに、「どんな話だった?」「あらすじを教えて」「おもしろかった点を3つ教えて」など感想を聞くことを習慣化することがよいそうです。
我も息子達にたまに聞いてみるんですが、息子達の説明の下手なこと、下手なこと・・・。
長男は説明が長い!
次男は意味がわからない!
これは頭で整理できてないんでしょうね。
今まではたまに聞く程度でしたが、これからは習慣化してみようと思います。
アウトプットすることが大切というのは、英語の習得でも同じですよね。
学んで使って、学んで使って。それでやっと自分のものになるんです。
最後に
斎藤先生はいろんな著書の中で、子供にドストエフスキーの「罪と罰」を読むことをすすめておられます。
ちょっと私の中ではハードルの高い1冊でしたが、何度もこの本のことを書かれているので子供に勧める前にまず私が読んでみようと思います。
親も語彙力を高めねばっ!!!
子どもの語彙力を伸ばすのは、親の務めです。 [ 齋藤 孝 ]
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