これだけはかかせない持ち物
毎日の登校で1番大切なもの。
それは、ランチ(お弁当)です。
日本と違って給食はありません。
ランチを学校で注文することはできますが、事前に注文する必要があります。
基本は月単位で申し込むのですが、なんと1ヶ月1万円ほどの価格でした!
日本の給食の2倍はしますよね。
しかも、注文するランチの内容は「栄養価大丈夫?」と心配するような内容。
ピザ・パスタ・マカロニのような炭水化物に、野菜が少しつくだけの簡単なもの。
こう考えると日本の給食は栄養バランスも考えられ本当に素晴らしいと感動しました。
教室ではなくランチルームで食事
ランチは日本のように教室で食べるのではなく、
ランチルームと呼ばれる食堂で生徒が一斉に食べます。
時間がきたら子供達はまず手を洗い、
バラバラと食堂に向かい、友達や兄弟を見つけてランチを食べます。
大人のように1人でサッと食べたりするのもありです。
ランチを注文している子は配給場所へ取りに行ってから座ります。
息子は、ランチは友達と黙ってサッサと食べたそうです。
なぜ黙ってかというと、
食べた人から校庭で自由にあそべるから!
日本では、ある程度の時間がくるまで教室にはいなければいけませんが、
カナダでは食べた人から外に行けるので、
遊び時間を少しでも増やそうと子供達も必死!!
ランチルーム自体に全員座れる席数がないので、
食べた人からどんどん外へ行ってくれるほうがむしろ効率がいいんです。
席がいっぱいで座れない時はまわりに立って席が空くのを待ちます。
かといって食事をせかされるわけではなく、ゆっくり食事する子もいますし、
全部たべられずお弁当を残す子もいます。
(お弁当を残されたママは「また今日も残してた~」と嘆いていましたが・・・)
食事中、先生はいない
日本とは違って意外だなと驚いたのが、
ランチ中に先生はいません。
日本の給食のように、
「ここまでは食べなさい!」という先生はいないのです。
先生だって、ランチ時間は休息なのでしょうね。
日本の先生が、食事中も指導しなければいけないのは大変だなと感じました。
ランチの内容
ちなみに息子たちのランチは毎日サンドイッチがベースでした。
あとは、野菜や卵やフルーツ。
日本では、お米が主食のお弁当を持たすことがほとんどでしたが、
子供達はサンドイッチを希望。
ランチボックスをカナダで購入したのですが、
そのサイズがちょうどサンドイッチをいれるのによいサイズでしたので、
郷に入れば郷に従えでサンドイッチランチが定番でした。
ミニトマトを入れたり、ピクルスも大量につくって作り置きしていました。
息子達はこんなランチボックスでした
↓
「まわりの子はどんなランチなの?」
と聞くと、
「お米のお弁当の人も結構いるんだ!」
と言っていました。
アジア人が多かったからだと思います。
一番多いのが中国人でしたし、インド人や台湾人、バングラディッシュ人、もちろん日本人もいます。
お米も日本米だけでなく、インド米、ジャスミンライス、ブラウンライス、いろんな種類があるうえ、チャーハンやら味付のご飯やら、国によって調理方法が違うそうです。
食べた後のランチボックス
食べた後は自由に外にいって遊ぶというのが学校の流れ。
(雨の日は音楽室で映画をみたりボードゲームで遊んだりするそうです)
では、食べた後のお弁当箱は皆教室まで片付けにいくのかといえば・・、
違うんです。
ランチルームにはクラスごとに大きな箱が用意されていて、
食後は自分のクラスの箱にお弁当箱を入れるんです。
正確にはお弁当箱などを入れているランチバッグをいれます。
よく海外の子供が手にもっているアメリカンなキャラクターが書かれているあのバッグです。
息子のはアメリカンなキャラクターのものではなく帰国後も使えるようなシンプルなものにしました↓
食後は子供達は外で自由に遊びます。
そして、午後の授業が始まる前のベルがなると教室にもどるのですが、
決められたお当番の子供達は、
ランチルームに行き、ルームメートのランチボックスが入った箱を持って教室に戻るそうです。
教室に箱が戻ってくると、子供達は自分のランチボックスを手にしてバックパックへ戻すという流れになります。
ランチの時間帯は、教室には鍵がかかっていて入れないため、このような流れになるのだと思います。
とてもスムーズで効率的なランチタイムですね。