海外からの帰国後、英語環境をなるべく継続させるためにいくつか取り入れたことがあります。
1つは、「話す・聞く」環境を継続して保つために「オンライン英会話」を取り入れました。
2つめを、今回はご紹介。
それは、
英語を「聞く」頻度を減らさないように、
TVやラジオで英語放送を視聴する機会を増やすようにしたことです。
具体的に言うと、
・TVで英語音声切替が可能な番組は英語で視聴
・有料放送を契約して、アニメやニュースを英語で視聴
・海外のラジオを聴く
・洋楽をたくさん聴く
をするようにしました。
海外で生活している時は、TVからの映像や言語は全て英語でした。音楽チャンネルも住居のオーナーが契約していたので、ラジオや洋楽もTVから聴いていました。
子供用のアニメチャンネル(YTVというチャンネル)が契約されていたので週末になればディズニーやピクサーの映画を毎週英語で見ていましたし、意味がわからなくても想像しながら英語で映画を見ることは日常でした。
日本に帰ると、なるべく英語をと思っていてもどうしても溢れんばかりの日本語の中で生活することになります。
「すこしでも、英語を聞く機会を増やしたい」「海外での生活環境に近づければ」と思い、日本でも英語を聞く機会を今まで以上に増やすことにしました。
TVで音声切り替え
一番簡単な方法は、いつも見ているTV番組を日本語でなく英語で見ること。
お金も手間もかかりません。
我が家はNHKのニュースやおさるのジョージは英語で見るようにしています。
NHKのニュースの英語は、海外で見るニュースの英語のスピードよりも断然ゆっくりです。このスピードに慣れてしまうことはあまり好ましいことではないかもしれませんが、メリットもあります。
内容が日本のニュースであるため、とても耳に入りやすい。
日本のニュースなのでもともと知っていることを英語で聞いたり、イメージがしやすかったりと、子供でもわかりやすい内容となっています。
アニメの場合は、話の展開によっては途中で意味がわからなくなることもありますが、おさるのジョージなど簡単なアニメであれば英語で見ていても想像ができるので取り入れやすいです。
音声切り替えのできる番組をこちらでご紹介しています↓
無料で見られる英語音声の番組には限りがあるので、なるべく海外での生活の状況に近づけたい思いで、有料放送であるスカパーの契約もしました。
初めは「視聴料、高いんじゃないの?」と気になりましたが選択すれば安価で視聴できることもわかり、考えて悩んでおためしをして契約。
またこの思案についてはくわしくご紹介しますが、
現在我が家では、
- CNNニュース
- ディズニーチャンネル
- MTV
- カートゥーン
- ナショナルジオグラフィック
の5チャンネルを契約しています。
これによって限られた英語音声番組を見るだけでなく、好きなタイミングで英語番組を視聴することが可能になりました。
海外のラジオを聴く
カナダで暮らしていたときは、Virgin Radio Canadaを聴いていました。
しかし、日本に帰国してからはうまく聴くことができず、今は専らVancouver’s Best Mix ZFM95.3を聴くようにしています。
PCからでも、アプリを利用してでも、どこでも聴くことができるのでとても便利。
流行の曲はもちろん、DJの会話、懐かしいバンクーバーの店舗のCMまで聞くことができてかなり海外気分に戻れます。
子供達も日本にはない海外のショップのCMが流れるととても懐かしく感じるようです。
ラジオDJの話すスピードはTVのニュースよりも断然早いナチュラルスピードなので、このスピードに慣れておくことも大切だなと感じています。
洋楽を聴く
海外に行く前で息子達が日本で英語教室に通っていた時に、長男がTVで流れる洋楽を聴いたときに「この歌、○○って言ってるね。」と言っていたことがありました。
私にはメロディーしか聞こえない洋楽でも、息子には歌詞が聞こえるんだなと感じた大きな出来事でした。
そんな息子が海外でたくさんの洋楽に触れて帰国した後も、やはり洋楽から歌詞は聞こえるようで、洋楽を流しておくと歌詞がわからないままでも適当に一緒に歌っていたりします。
MTVや海外ラジオによって洋楽を取り入れやすい状況をつくることも可能ですし、今はSpotifyなんかでも流行の洋楽・お気に入りの洋楽を簡単に取り入れることが可能です。
Spotifyでは歌詞も一緒に見ることができたりしますし、お気に入りの曲が見つかればその歌詞を検索すれば簡単に見つけられることも可能です。
知人の息子さんが通われる私立中学校では、流行の曲を英語で歌うことを英語の授業に取り入れているそうです。
歌詞に興味をもったり時間的余裕がある場合は、歌詞も目にしつつ洋楽を聴くとさらに吸収が高まりそうですね。
英語での思考回路に
不思議なことに、
我が家の子供達は、TVの音声を英語に切り替えた瞬間はすぐに英語が入ってこないようです。まだ数分前まで生活のメインであった日本語で頭が構成されているようで英語がすんなり入ってこないようなのですが、英語で音声を聞き始めて数分もすれば英語で理解していけるようになるそうです。
海外でサマースクールに参加していたときに、長男がプログラムに参加しているうちに「英語にスイッチが切り替わるんだ」と言っていたことを思い出しました。
日本語での思考力が、英語に切り替わる瞬間があるそうです。
TVで音声を切り替えるように、日本語の思考回路が英語での思考回路に切り替わる。
バイリンガルの人のようにスムーズに切り替えはできませんが、少しでも英語が聞けるように、英語の思考モードになれるように、簡単な英語視聴は継続したいものです。