初めての現地校登校。
朝、先生と教室を紹介された瞬間、
「がんばってね。いってらっしゃい。」の言葉を交わす暇もなく、
教室内につれていかれた息子達。
「どうやって過ごしているんだろう・・・。」
「ランチ(お弁当)は食べられたかな?」
など不安と心配と1日の感想を聞く楽しみの気持ちでお迎えに行きました。
子育ては50:50(フィフティフィフティー)
下校時間は15時。
時間になれば教室の前まで保護者が迎えに行きます。
勝手に帰ってきてくれる日本とはやはり違いますね。
お迎えは必須です。
日本と少し違うなと感じたのは、
意外とお父さんのお迎えも多いこと!!
子育ては50:50が当然だそうです。
もちろん、
家計の収入のメインが奥さんでご主人がサブ的な働き方をする家庭も全然めずらしくないんです。
確かに知り合った日本人の男性は奥様が教師のお仕事で働いておられたので、
その男性が子供の送り迎えなどをされていました。
柔軟ですよね。
次男、初登校の感想
15時前後になると、教室から子供たちがバラバラとでてきました。
先に教室からでてきたのは、次男。
感想を聞くと、
「楽しかったー!!」
安心しました。何が楽しかったのかというと、
「日本語が話せる子がいて、その子たちにポケモンカード持ってるか?ってきかれて、
その子のポケモンカードもみせてもらった。」
って言ってました。
ポケモン!!!
ここにきてポケモンの影響力がこんなにもすごいものだと痛感!!
どうやらその日本語が話せる子は、母親が日本人で日本語も話せるそうです。
なので、その子が通訳をしてくれて先生からの指示を教えてもらっていたようです。
正直、語学力はイマイチな次男なので、安心しました。
本人は学校にポケモンカード持っていってもいいんだ!というところに大興奮。
基本的にはカード類の持参は禁止のようなので、
バックパックの中でコソッと見せてもらったことも嬉しかったんだと思います。
長男の感想と意外な反応
にこやかに教室をでてきた次男とは逆に、長男は疲れた顔で教室から出てきました。
「どうだった?」と聞くと、
「日本人が2人いた。それから日本語話せるアジア人の子も1人いた」と。
日本人が2人も??30人程度のクラスに2人いたなら、息子を入れたら1/10が日本人?!
本人も驚いていました!日本語で話しかけてもらえ、そこはとても安心した様子。
では、どうしてそんなに不安げな顔をしているのかなと思っていると、
突然担任の先生が私達のところにきて、
「日本で使っていた教材は持ってる?算数がついていけないような気がするわ」
と。
え??算数が??
日本の算数は進んでいると聞いていたし、
長男は先取り学習で算数はわりと理解できていたはずなので少し信じられない気持ちでした。
先生に「教科書を見せてください」と言うと、
少数を分数に直す単元でした。
もちろん長男は理解している単元でしたので、
「彼は理解していると思う。大丈夫なはずです。」と伝え、教室を離れました。
長男に算数の授業の様子を聞くと、
・英語での始めての授業で少し戸惑った
・算数の問題の質問の意味がわからないところがあった
・メガネをかけていかなかったので、全部見えなかった・・・
との反応・・・。
「見えなかったのか・・・明日はじゃあメガネ持って行こうね。」
と、とりあえず明日からメガネはバックパックに入れていこうと話しました。
まとめ
海外での小学校登校の初日。
英語がイマイチな次男は、想像以上に楽しそうで、
ある程度英語が理解できる長男の方が、不安な様子でした。
理解できないがゆえの楽観。
理解できるがゆえの不安。
おもしろいものですね。
聞き取れない状況で、視覚というのは想像以上に大切だということもわかりました。
聞き取れない分、目で見て確認or想像して理解をしていくんですね。
視力が悪い子にとって、メガネは必須です!!