映画でスラングを体感
カナダで暮らしていたとき、子供達は映画を何度か見る機会がありました。
学校で、映画館で、TVで。
友達たちと見ていて、「こんな言葉があるんだ!」と知った言葉があったようです。
それは、
Ewww
カタカナ表記すれば「イゥゥゥ」というような発音で、
「キモイ・オエッ」という意味があります。
学校では習わない言葉ですよね。
いわゆるスラング、俗語です。
息子は、言葉の意味を知った日に、得意げな顔で
「知ってる?キモイって英語でEwwwって言うんだよ!」と教えてくれました。
ちなみに、GrossやYuckなどもキモイを表す言い方だそうです。
Ewwwを知るきっかけ
息子がEwwwを知るきっかけになったのは、現地小学校で休み時間に「My neighbor TOTORO」(となりのトトロ)を見ていた時でした。
サツキ&メイ一家が古い一軒屋に引っ越してきた時、「まっくろくろすけ」が「ドドドドーッ」と現れた瞬間に、
子供達が一斉に「Ewww~」と叫んだそうです。
Ewwwの言葉の意味を知らない息子はどういう反応は最初は戸惑ったようですが、何度か外国の子供達がEwwwと発言する度に、
「あ、これは、日本語のキモーとか、キショーみたいな言葉なんだな」
と気がついたようでした。
他の映画でも確認
子供達がカナダでよく見ていたTVチャンネルは、「YTV」。
スポンジ・ボブやタートルズなど日本でもおなじみの番組はもちろん、海外でしかみられないアニメもたくさん放映されていました。
YTVのチャンネルでは週に2~3本はディズニーなどの有名映画が土日に放映されています。
その中で、ある日子供達がみていたのは、
「RIO」。
日本では、「ブルー 初めての空へ」といいます。
主人公であるインコの名前がブルーだからですね。
ちなみに、「RIO2」は、
「ブルー2 トロピカルアドベンチャー」です。
その中で、一度口に入れたものを出してまた入れるというシーンがありました。
そのシーンで聞こえてきたのが、
「Ewww」。
息子は、
「ね。今、Ewwwって言ったでしょ。」と教えてくれました。
日常生活でもつかう
Ewwwの意味がわかった息子は、学校でもよくこの言葉が飛び交っていることに気付くようになりました。
単語の意味がわかり、今まで以上に聞けるようになったようです。
休み時間に、虫をみつけて友達にみせた時に。
ランチタイムに、食べ物を落としてそれを踏んでしまった時に。
クモの形のグミをもらった時に。
いろんな場面で使われるEwww。
日本でも「きもーい」「きしょーい」の言葉は頻発されますよね。
海外でも同じことがわかりました。
学校で習わない単語でも、日常生活から吸収するってこういうことなんだなと、実感です。