カナダで生活していた時、
夏休み前になると本屋さんやスーパーの本コーナーには、
たくさんのワークブックがドーーンと並びます!
なんせ、夏休みの宿題は皆無!
サマーキャンプでお勉強(ESL的な)のプログラムもありますが、
学校からの宿題は皆無!!
7月8月の2ヶ月間、皆無です!!
子供にとってみれば、
海外の小学生の夏休みってサイコー!ですよね。
夏休み明けには次の学年に変わるので、
日本でいう春休みのような状態になるため宿題はありません。
でも、問題集がドーンと並ぶということは、
やはり「ちょっとは学年の復習をやらせておこう」
とお考えのご家庭もあるってことですよね?
海外のワークブック
我が家はどんな教材なのか、
コストコで安くなっていた教材を購入してみました。
SALEで1冊$10くらいです。
夏休み前は年度末なのでSALEで値段もどどんとさがっています。
グレード2で通学していた次男用のものとグレード4で通学していた長男用の2冊。
見た目では伝わりにくいですが、
実はものすごく重く、厚みもあるので、
帰国の際、荷物の重量の関係で持ち帰るか悩みました。
主人にも「必ず日本でもやるんだよね?」と念押しされたぐらいのボリュームです。
この教材の中に、
算数・英語・理科・社会の4科目の問題が凝縮されています。
4科目でなく、リーディングのみ、計算のみ、というものもありました。
リーディング用も買ってこればよかったかな?
日本と海外の算数の共通点
算数は数字だけみているだけで、なんとなく何をかけばいいのかわかるのですが、
あえて問題文をみるのが勉強になりますね。
「あぁ、足し算の文章題はこんな風に伝えるんだなぁ。」
とか、
「数の概念を10でまとめるのは世界共通なんだなか。」
とか。
算数においては長男の教材でも次男の教材でも日本との共通点が多かったです!
算数の筆算のくりあがりはきちんと書く
日本では算数の足し算の筆算で、くりあがりが出たときは、
数字の上に繰り上げる分の数を書くように小学校で習います。
次男は現地校では割り算をならっていたため足し算の筆算は授業でやらなかったのですが、
ワークブックをすすめていくと、
海外でも筆算のくりあがりはきちんと記入するように教えられているんだなぁということがわかりました。
例えば、↑の問題。
計算して繰り上がりがでそうなところには、
あらかじめ○がかいてあり、その中に繰り上がりの数字を埋めるというものです。
日本ではあらかじめくりあがりを書く箇所が○で用意されていることはない気がしますが、
繰り上がりを書くというスタイルは同じですね。
繰り下がりも同じスタイル
引き算の場合も同じようなスタイルです。
日本では例えば1の位の3から5を引く場合、引くことができないので、
となりの10の位から10を1つかりてきて13から5を引くという手順を習います。
海外でもこの手順は同じで、筆算でも借りてきたことをきちんと記載します。
⑫の問題↑のように、
10の位の5から10を借りてきたので5を消して4に書き換えていますね。
ここは日本と同じですね。
くり下がりの相違点
1の位に斜線?
気になったのは、1の位で10の位から10借りてきて、
7が17になった時に、
日本では7に斜線はつけただろうか?という点。
私はつけるようには習っていません。
息子達の算数の様子を見ていても、1の位に斜線はひいていません。
もしかすると、このように習っている方もおられるかもしれませんが、
1の位に斜線をつけるのは、日本とは違う点だなと感じました。
日本の算数教育
日本の算数教育は世界の中では進んでいるようで、
海外の現地校に通っていても算数で苦労することはほどんどありませんでした。
英語力が低く問題文の意味がわからず解けないことが、一番はがゆかったようです。
つまり、英語さえできれば、日本の算数教育を受けている小学生は海外の小学校では困ることはほとんどないはず。
小学校の算数は自信を持って学校でしっかり学べますね。
海外に居住の方で算数にお悩みの方は、
日本の通信教育で学ぶことも選択肢のひとつになるかと思います。
カナダに住む日本人のお友達のお子さんは、
ポピーやZ会の教材を取り寄せて勉強させていました。