カナダの小学校の学年とは
カナダでは日本と小学校の学年のあらわし方が違います。
よく知られているのが、
4月からの新学期と9月からの新学期で違いがあるのはよく知られていますよね。
新学期の時点で何歳かによって学年が決まります。
日本では「○年生」と呼びますが、
カナダでは「グレード○」と呼びます。
学年は州によって違うカナダ
カナダはなんと、州によって学年や学校の呼び方が違うんです。
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では7年生が存在していて、12歳のグレード７までが小学生です。
しかし、お隣アルバータ州では日本と同じく小学6年生までで12歳からは中学生なんです。
また、マニトバ州では8年生までもが存在しています。
また、中学校・高校の呼び名も州によって違い、
中学校をジュニアハイスクール、高校をハイスクールと呼ぶ州もあれば、
中高あわせてセカンダリースクールと呼ぶ州もあり、
中学校をミドルスクール、高校をセカンダリースクールと呼ぶ州もあります。
学年も呼び名も州によって違うなんて、国土も広く規模も大きな国ならではですね。
こちらにも詳しく紹介されています。
↓
カナダ教育連盟
息子達の学年は？
息子達は登校しはじめた5月の時点で、
長男→日本で5年生（１０歳）
次男→日本で3年生（８歳）
でした。
でも、8ヶ月前にスタートしたカナダでの新学期・9月では、まだ9歳と7歳でした。
なので、
長男→グレード４
次男→グレード２
でのスタートとなります。
5月というと、日本では新学年がスタートした時期ですが、
カナダではもうあと2ヶ月で学年が終了、日本でいう3学期のイメージなんです。
もし、日本と同じ学年でスタートしてしまうと、
5年生になったばかりの長男は2ヶ月で5年生を終了してしまうことになり、
学年の大半をすっとばすことになるので1学年下からのスタートで助かりました。
しかし、誕生日が4月から8月末の間であれば、
日本と同じ学年でのスタートということになるので、一気に半年分学年が先に進むことになりますね。
低学年の場合、あまり気にしなくてもよいかもしれませんが、
高学年になると公用語のフランス語なんかも授業に入ってくるので少し戸惑うこともあるかもしれません。
飛び級あり、逆もあり？
「ギフティッド」の本はご存知ですか？
あの有名なカナダで飛び級をして14歳でカナダのトップ大学に入学した天才少年の話です。
（私はこの本を読んで、もっと早くに英語を聞かせたり読ませたりしてやればよかった・・・。
と少し後悔しました・・笑）
カナダでは飛び級が可能です。
もちろん、希望がかなうわけではなく選ばれし人材のみですが。
飛び級と逆というわけではありませんが、学年を下げることも可能なようです。
知人によると、
小学校入学もしくはその1年前のキンダーでの入学時に、
まだ成長がまわりに追いついていないと感じている場合は、
学年を１つおとして１つ下の学年と一緒に合流してスタートする人もいると聞いたことがあります。
まとめ
日本とカナダでは新学期のスタート時期が違います。
新学期の時点で何歳かによって学年が変わります。
小学校が何年あるかや、中学高校の呼び名は州によって違います。
日本の学年と比較すると、
誕生日によって学年がそのままだったり、
１つ下がったりと学年差が生まれます。
4月から8月末までに誕生日がくる子はカナダでは日本と学年が同じですね。
しかし、9月から3月までに誕生日がくる子はカナダでは１つ学年が下でスタートすることになります。
もし息子達がグレード７まであるバンクーバーで小学校に通いつづけていたら、
日本でいう中学2年生の夏まで小学校に通うということになりますね。
もちろんグレード７のお兄さんお姉さんは小学生というよりかなり大人な雰囲気でしたが、呼び名は小学生だということになります。
ちなみに息子達が通ったバンクーバーの小学校では、
５歳になれば、グレード１の１つ学年が下のキンダーという学年で
小学校に同じ時間帯で小学校に通うことができました。
もし、息子達が幼稚園であれば、
日本でいう年中の9月からキンダーとして小学校に通うということですよね。
そう考えると、バンクーバーの小学校は幅広い学年の子供達が集まる場なのだなと深く感じました。
